こどもの病気

2018年10月24日

RSウイルス感染症

度々保育園や幼稚園で流行し、ニュースでも取り上げられるRSウイルス
どんなウイルスなのかまとめてみます!


RSウイルスとは?

かぜウイルスのひとつで、大人のかぜの5%、こどものかぜの10%がこのRSウイルスによるものだと言われています。
ただのかぜのウイルスのひとつですが、なぜあんなに話題になるのか?

それは、赤ちゃんにとっては細気管支炎や肺炎を起こす、インフルエンザ以上に影響の大きいウイルスだからです!
25〜40%が気管支炎や肺炎になり、1〜3%の小さなこどもたちが重症化すると言われています。



​流行期はいつ?

10月から4月までの主に冬に流行。
(特に11月から1月がピーク)

...と言われていますが、最近は季節関係なく流行がみられます。



​感染年齢は?

生後1歳までに半数以上が、2歳までにほぼ100%がRSウイルスにかかると言われています。
感染するたびにだんだんと抵抗力ができてきます。
初めてかかった時は症状が強く現れることがありますが、2回目以降は症状は軽くなり、2歳以上では鼻かぜ程度になります。
気づかないうちにRSウイルスにかかっているこどもたちも多いです。

初めての感染が小さい月齢ほど、症状は重くなりやすいです。
2歳以上の子は、あまり気にしなくていいウイルスということですね。



​感染経路は?

咳やくしゃみで飛んだウイルスを直接吸い込むことで感染します。
また、ウイルスを含む鼻汁や痰が皮膚やおもちゃ、手指につき、それが目や鼻の粘膜に接触することでも感染します。


​検査はどうやるの?

インフルエンザの検査と同じように、鼻の粘膜で検査をすることが多いです。あの痛いやつですね。



​潜伏期間はどれくらい?

3〜5日ですが、症状が現れる前から感染力はあり、症状が落ち着いてからも2〜3週間は感染力があるようです。



​どんな症状がでるの?

鼻水、咳、発熱がみられます。
細気管支炎になると、ゼーゼー、ヒューヒューした呼吸や、速い呼吸、呼吸時に胸がペコペコしたりする陥没呼吸がみられます。
中耳炎との合併も多いと言われています。

経過は割と長く、1週間ほどかけて悪くなり、だんだんとよくなってきます。
1番大変なピークがどれくらいの症状かで入院になってしまうか、家でがんばれるか判断になります。

2〜6ヶ月くらいの乳児は免疫力が弱く重症化しやすくなります。
そして、小さいうちにRSウイルスにかかると、次回のかぜの時もゼーゼーしやすくなることがあります。



​どんな治療をするの?

RSウイルスに抗生物質は効きません。多くの場合は症状を抑える対症療法が中心となります。
小さなお子さんは自分で鼻をかんだり、痰を出すことができないので、小児科で吸引をしてもらうことは症状軽減に有効です。



​予防接種はあるの?

小さく生まれた赤ちゃんや、生まれつき心疾患をもつ赤ちゃんは、感染すると重症化するリスクが高いので、シナジスという注射を接種します。



予防するには?

RSウイルスは、ママのお腹の中にいるときにもらった免疫では感染を防ぐことはできません。
重症化しやすい赤ちゃんの時期にかからないことが大切です。
赤ちゃんの場合、感染者との接触や、ウイルスがついたおもちゃやおしゃぶりを介して感染することが多いため、赤ちゃんが口に入れるものは清潔にしたり、赤ちゃんに触れるまわりの人の手洗いが大切です。
また、流行期は赤ちゃんを連れての人混みは避けましょう。

RSウイルスには、ミルトンやアルコールの消毒が有効です。



正しい知識を持ち、赤ちゃんの時期には感染しないようにできる限り気をつけたいですね。


kanatanogohan at 23:46|PermalinkComments(0)