予防接種について

2019年03月04日

B型肝炎ワクチンについて💉

B型肝炎ワクチンについてのまとめです💉



B型肝炎ワクチンはB型肝炎ウイルスの感染による肝炎の発症を予防するワクチンです。

日本では約150万人の人がB型肝炎ウイルスに感染していると言われています。自分が感染していることに気づいていない人もいるのが実情です。



B型肝炎になると、こどもの場合は症状が軽く、検査しないとわからないことも多いですが、黄疸や出血、まれに命に関わる劇症肝炎を引き起こすこともあります。



また、感染後ウイルスが肝臓にすみつく「キャリア」という状態になることがあります。こどもは大人よりなりやすく、検査をしないとわからないことも。



キャリア化した後、慢性的に肝機能の異常がみられることを「慢性肝炎」といい、肝硬変や肝がんへ進行する可能性もあります。



B型肝炎ウイルスは、唾液や汗、涙などからも感染します。おもちゃの共有や、お友達同士で噛まれたりなどでも感染の可能性があります。



日本では2016年10月から定期接種が開始されました。

小さいうち接種した方が抗体のつきも良いようです。



B型肝炎のワクチンはビームゲンというものと、ヘプタバックスというものと2つあります!

ワクチン不足の影響で用意してあるワクチンも病院により様々だと思いますが、どちらでも問題ありません。




【接種時期】


定期接種対象者は、

生後2ヶ月から1歳未満になります。

不活化ワクチンです。




【接種スケジュール】


全部で3回接種します。

1回目と2回目は4週間隔で、3回目は1回目から20~24週後になります。


1回目

↓4w

2回目

3回目(1回目から20~24週後)



この3回目のタイミングは、他のワクチンの接種がなく、次の1歳のワクチンまで忘れてしまうと、定期接種対象外になってしまうので、要注意です!




【副反応】


接種部位の赤み、腫れ、発熱などがあります。しばらくしこりが残る子もいます。




こども同士の接触で感染のリスクがあるので、ぜひ接種したいものです。

ワクチンでこどもの将来を守れるなら、小さいうちに適切な接種でしっかり防いであげたいですね。




医療者なども抗体が不十分な場合、学生のうちに接種しています。定期接種ではなかったため、受けていなかったお子さんたちも、自費になってしまいますが、接種をおすすめします。




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kanatanogohan at 13:55|PermalinkComments(0)

2019年02月24日

肺炎球菌ワクチンについて💉

肺炎球菌ワクチンについてのまとめです💉



肺炎球菌ワクチンは肺炎球菌の感染を防ぐワクチンです。



この肺炎球菌は、Hibと同様にこどもの細菌性髄膜炎や菌血症、肺炎や気管支炎、中耳炎などを起こします。

細菌性髄膜炎を発症すると、てんかんや精神発達遅延などの重い後遺症を引き起こしたり、命に関わることも。

生後3ヶ月から5歳くらいでは重症化することも多いようです。



日本では2013年4月から定期接種が開始され、この菌の感染症にかかる子は大幅に減少しています。




【接種時期】


定期接種対象者は、

生後2ヶ月から6歳未満になります。

不活化ワクチンです。




【接種スケジュール】


2ヶ月から、初回接種として3回を通常4週間隔で接種します。その後追加接種として60日以上あけて1歳以降に1度接種します。


1回目

↓4w

2回目

↓4週

3回目

↓60日以上

4回目(1歳以降)



1回目のワクチンの接種を開始する月齢によって、トータルの接種回数が変わる場合があるので、かかりつけ医に相談してください。





【副反応】


接種部位の赤み、腫れ、発熱などがあります。重症例はまれです。

他のワクチンに比べて、局所反応は起きやすい印象です。そして接種時の痛みも強い気がします。こどもの反応から。





細菌性髄膜炎は重たい後遺症が残る場合があります。

ワクチンでこどもの将来を守れるなら、小さいうちに適切な接種でしっかり防いであげたいですね。



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kanatanogohan at 16:52|PermalinkComments(0)

ヒブワクチンについて💉

ヒブワクチンについてのまとめです💉



ヒブワクチンはインフルエンザ菌b型(Hib)の感染を防ぐワクチンです。季節で流行するインフルエンザはウイルスですが、こちらは細菌で全くの別物になります。



このインフルエンザ菌b型(Hib)は、こどもの細菌性髄膜炎や喉頭蓋炎、菌血症といった重たい感染症を引き起こします。

命に関わることもあり、重たい後遺症が残ることも。抗生物質に対する耐性菌も増えているため、治療が難しいのが現状です。



この菌は近くにも存在し、鼻腔や喉に保菌している人もいます。咳やくしゃみなどによる飛沫で感染します。

通常5歳頃には抵抗力ができるので、5歳未満の小さい子の感染がほとんどになります。



日本では2013年4月から定期接種が開始され、この菌の感染症にかかる子は大幅に減少しています。




【接種時期】

定期接種対象者は、

生後2ヶ月から5歳未満になります。

不活化ワクチンです。


ヒブに対する免疫は、ママからのもので2ヶ月頃までは守られますが、それ以降は消失します。ヒブ感染症はほとんどが生後3ヶ月から発症するので、早めの接種が大切です。



【接種スケジュール】

2ヶ月から、初回接種として3回を通常4週間隔で接種します。その後追加接種として7ヶ月以上あけて1歳以降に1度接種します。


1回目

↓4w

2回目

↓4週

3回目

↓7ヶ月以上

4回目(1歳以降)


1回目のワクチンの接種を開始する月齢によって、トータルの接種回数が変わる場合があるので、かかりつけ医に相談してください。



【副反応】

ごくまれに腫れや発熱、かゆみなどがみられる場合がありますが、通常一時的なもので数日以内に消失します。

ヒブの副反応は他のワクチンに比べて少ない印象です。



細菌性髄膜炎は重たい後遺症が残ったり、喉頭蓋炎も泣いた刺激で急激な呼吸困難を起こしたりするとても怖いものです。

ワクチンでこどもの将来を守れるなら、小さいうちに適切な接種でしっかり防いであげたいですね。



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kanatanogohan at 10:42|PermalinkComments(0)

2018年11月02日

ワクチンデビューについて💉

昔に比べて、今のお子さんはたくさんのワクチンの予防接種があります。我が子の予防接種はしっかり理解して接種させたいものですが、いまいち分かりにくいこともあるので、少しでも分かりやすく伝えたれたら...と思います。
今回はワクチンデビューについてです💡



現在の日本では、ワクチンデビューは基本的には生後2ヶ月となっています。


2ヶ月から開始できるワクチンは、
定期   ヒブワクチン
​定期   肺炎球菌ワクチン
​定期   B型肝炎ワクチン
​任意   ロタウイルスワクチン※
の4種類です。

※ロタウイルスワクチンは生後6週から接種できますが、先に接種すると接種から4週間たつまで他のワクチンを接種できないため、2ヶ月からの開始が多いです。



【定期接種とは?】

国や自治体に決められた期間に、公費(無料)で接種を受けることができます。
期間を過ぎてしまうと自費になってしまいます。

【任意接種とは?】

希望者が費用を自己負担して接種を受けます。自治体によっては、助成金が出るものもあります。自費ですが、必要性がないということではなく、とても大切なワクチンです。



2ヶ月からのワクチンとしては、ヒブワクチンと肺炎球菌ワクチンとB型肝炎ワクチンが定期接種となり、公費での接種となります。
任意接種のロタウイルスワクチンは、希望者が接種を受けることができます。



​【接種開始できる日にちは?】

生後2ヶ月から開始になるので、例えば、
8月4日生まれの息子は、10月4日から接種ができるということです。



​【接種のスケジュール】

接種の仕方は、ご希望の通りに受けられます。
1本ずつの単独接種や、まとめて受ける同時接種は、保護者の方の判断で決められます。
それぞれにメリットデメリットはあります。



【単独接種の場合】

(例)
ヒブワクチン
↓(1週間以上)
肺炎球菌ワクチン
↓(1週間以上)
B型肝炎
↓(1週間以上)
ロタウイルスワクチン(接種する場合)
↓(4週間以上)
2巡目

毎週病院に通うスケジュールになります。
1つ1つの間に空けなくてはいけない間隔がありますが、最短で進めないと大切な時期に接種が終わらなくなってしまうことがあります。
途中風邪をひいてしまったりすると、忙しいスケジュールになります。
ただ、1本ずつ様子が見れるので、副反応があった場合原因はわかりやすいです。



【同時接種の場合】

すべてを同じ日に接種します。
ヒブワクチン肺炎球菌ワクチンB型肝炎ワクチンロタウイルスワクチン
↓(4週間以上)
2回目


1回で済んでしまうので、病院に行くのも1回で終わります。それぞれのワクチンで防げる病気は小さいうちに感染すると怖いものばかりなので、早くに抗体を獲得できるのはメリットです。
現在、同時接種にはワクチンの種類、本数に限りはありません。同時接種を受けたから起こる副作用もないと言われています。
海外ではもっとたくさんの種類がまとまったワクチンの接種が進んでいます。
ただ、どれかのワクチンで副作用が起きた場合、どのワクチンが原因かはわかりにくいです。



2回に分けることもできます。

ヒブワクチン、肺炎球菌ワクチン
↓(1週間以上)
B型肝炎ワクチン、ロタウイルスワクチン
↓(4週間以上)
2巡目または4種混合


病院の方針により、おすすめのスケジュールがあるかもしれません。
うちの息子は全部同時接種をしました。


【2ヶ月を迎えたら早めの接種開始を】

今のお子さんは、ワクチンの種類も多く、ママパパたちはとても大変です。
かかりつけの小児科で、ぜひ納得して接種をしていただけたらと思います。

ただ、ワクチンは絶対に接種しなければいけない決まりがあるわけではなく、保護者の方の方針で受けない選択をすることができるものです。偏った情報ではなく、ワクチンをしっかり理解して、お子さんのためにどう判断するか考えていただきたいと思います。


ワクチンの必要性や、それぞれのワクチンの詳しい内容はまたあとで、まとめたいと思います😊


kanatanogohan at 14:21|PermalinkComments(0)

2018年10月24日

インフルエンザワクチンについて💉

今がシーズンのインフルエンザのワクチンについてのお話です。
受けようかどうしようか迷われてる方もいると思うので、少し情報を載せようと思います。

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☆ワクチンのこと

インフルエンザのワクチンには、今年流行るであろうとされる4つの株に対しての予防効果が期待できるといわれます。
この4株は毎年変わります。



ワクチンの種類

インフルエンザのワクチンは不活化ワクチンです。不活化ワクチンは接種すると、次回他の種類のワクチンを接種する場合、1週間以上​間隔を空ける必要があります。



☆インフルエンザワクチンの効果

接種後2〜3週間ほどで抗体がつきはじめると言われています。効果としては、3ヶ月頃がピークで、接種後5〜6ヶ月持続すると言われています。
接種するとかかりにくくなったり、軽く済むとは言われますが、絶対にかからないわけではありません。



☆ワクチンの接種スケジュール

生後6ヶ月〜13歳未満
2〜4週の間隔で2回接種

※ワクチンの種類によっては、1歳以上が対象のものもあります。
接種間隔は間を空けたほうが効果が期待できるという話もあるので、1回目の接種の時期により2回目のタイミングが異なる場合もあります。それぞれの病院での方針になると思います。

13歳以上
1回、または1〜4週の間隔で2回接種

※基本的には1回ですが、受験生などは2回がおすすめです。

接種量は年齢で変わります。
3歳未満のお子さんは1回0.25ml、3歳以上は1回0.5mlとなります。
予診票の年齢記入欄にしっかりと正しい年齢を記入しましょう。



☆接種時期

基本的には年内に2回接種が終わるように接種します。



☆1歳未満の子の接種

ワクチンの種類により、6ヶ月から接種可能のものと、1歳から接種可能のものがあります。
病院の取り扱いしているものによります。
対応のものでは、6ヶ月から接種ができますが、1歳未満のお子さんは抗体がつきにくいと言われています。そのため、1歳を過ぎてからの接種をおすすめする先生もいます。
まだ接種ができない年齢のお子さんについては、ご家族の方が接種をして、家族内に持ち込まない予防法をおすすめします。



☆同時接種について

小児科としては、何のワクチンでも、何本でも同時接種はしていいとなっています。
同時接種したから起こるという副作用も特別ありません。ただ、何か副作用が起きた場合、同時接種した中のどのワクチンで起きた副作用かわかりにくくなる場合はあります。
同時接種の本数も先生ごとの方針で変わります。
同じ期間に受けなくてはいけない他のワクチンがあるようなら、相談しましょう。



☆たまごアレルギーの方

ワクチンの製造過程でたまごの成分を使用するため、たまごアレルギーの方は予診票にしっかりご記入をしましょう。
少しでもたまご製品を食べられる方は接種できますが、アレルギーで負荷試験をしてる方や、受診をしている方は、担当の先生に確認が必要です。



ワクチンの金額

病院ごとの設定になりますが、だいたい3000円から5000円が相場だと思います。
こどもと大人で金額が異なったり、1回目と2回目で金額が異なる場合もあります。
小児科より内科の方が安い傾向があるようです。



副作用について

他のワクチンとそれほど変わりませんが、接種後の発熱接種部位の腫れは少し多い印象です。
ワクチン後の発熱は半日から1日程度で下がることがほとんどです。
接種部位の腫れは気になるようなら冷やしてあげましょう。肘や肩など、関節を超えてまで腫れてしまう場合は受診をおすすめします。場合により、次回の接種時にアレルギーの薬を内服して接種することもあります。



接種後の注意

当日の入浴は、体調にかわりがなければ差し支えありません。接種部位をごしごしこすったりはしないようにしましょう。
また、接種日は激しい運動は避けましょう。





ワクチンは受けなくてはいけないものではないので、ご家族の方針によります。
ワクチンは、普段の様子を知っているかかりつけの先生にお願いしましょう😊
息子は来月接種予定です!今年もかからないことを願っています☆


kanatanogohan at 01:00|PermalinkComments(0)